ヒラタキクイムシ被害の相談対応事例をご紹介します。

ヒラタキクイムシの対策に関する様々な不安や疑問にお答えします。

 

キクイムシの検索から直接訪問されたお客様へ

 

ヒラタキクイムシの防除に関し、これまでに解決に至った案件や観察経験を基にQ&Aを下記に記します。対策検討のご参考になれば幸いです。

突然の虫の発生で気苦労が絶えないことと心中お察し致しますが、効果的な対策方法がございますので、どうかご安心ください。

なお、最後までお読みいただくと相当の時間を要しますが、大切なことをまとめていますので数日かけてでもご一読頂けますと幸いです。

 

 

 【熱処理による駆除の可否】

 

スチームクリーナーを用いた熱処理によるヒラタキクイムシの駆除は、駆除可能な場合と不可能な場合とがあり、ある特定の条件のもとで明確に分岐します。

 

スチームクリーナーによるヒラタキクイムシの駆除は、ラワン合板など建材の厚みが5.5mmなら可能です。ただし、1㎡あたりの駆除に4時間以上を要します。

 

また、キクイムシ類の発生している下地材や床材の厚みが9.6mmであったとしても、日数を要しますが不可能ではありません。ただし、この場合は1㎡あたりの駆除に17時間を要します。

 

フローリング材など厚みが12mm~25mmとなる建材は、1箇所の熱伝導に少なくとも2時間以上を要することから、スチームクリーナーによる駆除は不可能です。

 

 

 【スチームクリーナーを使用できない場合のヒラタキクイムシの駆除に要する費用】

 

虫の発生している建材の厚みがスチームクリーナーを用いて駆除できる5.5mm前後であっても、20㎡以上の広範囲に被害が及んでいる場合や9.6mm厚で6㎡以上に及ぶ場合は、施工に時間が掛かりすぎるため非現実的です。このような場合は、 殺虫剤の木部高圧注入処理および表面塗布ないし空間処理もしくは、針葉樹合板等への貼り換えが現実的な対策案となります。必要となるご予算は、殺虫剤処理の場合で15万円以上を要します。なお、古くからヒラタキクイムシ駆除の最終手段として有効とされてきた天幕ガス燻蒸処理は、燻蒸ガス剤に極めて高い急性毒性(吸引と同時に瞬時に死に至るか深刻な後遺症を残す)ならびに発がん性や爆発性などがあるため危険性が著しく高く、家電製品等の多い住宅を対象とした採用は困難と言わざるを得ません。

 

ヒラタキクイムシ類の発生後の対策は非常にトラブルになり易く、また、確実性を得るのが大変困難であることから関係者間での綿密な協議と、それに勝る関係性の構築が必要不可欠です。

 

 

 【保証の有無】

 

近年の住宅建材は何よりも安全性が追求されており、ヒトに安全だけでなく、虫にも安全につくられています。いわば有機栽培の野菜のようなものです。

 

このため、大金を投じて床材や壁下地材を貼り換えても、その後、虫が発生しないという保証は、残念ながら全くありません。

 

同様に、大金を投じてガス燻蒸処理をご決断頂いたとしても、やはり、虫が発生しないという保証は、全くありません。

 

 

 【真の原因】

 

そもそも、ヒラタキクイムシが新築住宅で全国的に発生するに至った原因は、平成15年(2003年)7月1日に施行された「建築基準法におけるシックスハウス対策に係る法令」等に起因します。

 

約10年ほど前から環境衛生の向上がハイレベルに達成された日本においては、住環境のさらなる快適性と安全性が社会的に求められてきました。その結果、住宅建材は飛躍的に安全性が高められたのです。

 

現在、この法令に基づいて工務店様、建材卸様、建材製造会社様、そしてお施主様が住宅を建築されています。

 

このようにヒラタキクイムシの再興は、社会的ニーズに応えた結果生じた問題であり、工務店様、建材卸様、建材製造会社様、そしてお施主様のどなたにも責任は無いのです。

 

 

 【防虫と安全性】

 

発がん性の高いホルムアルデヒドを大量に含み、F☆☆☆☆(フォースター)規格を大きく外れる建材であれば、おそらく虫は発生しないでしょう。しかしながら、虫には悩ませられないものの健康被害を生じる恐れが高く、これらの採用は得策とは言えません。

 

快適で健康的な生活を送るためにも、安全性は妥協すべきでないのです。

 

よって、たとえ防除可能な物件であったとしても、再発生リスクが存在することを踏まえた上で、防除や改修をご決断頂かなければなりません。

 

 

 【ラワン合板の必要性】

 

ヒラタキクイムシの発生の多いラワン合板は、建築コストを抑えてお施主様に住宅を提供しようと考えたときに必然的に採用されるごく一般的な建材です。決して虫の発生というリスクを隠して採用しているのではありません。

 

新築時から針葉樹合板を採用していれば「ヒラタキクイムシ Lyctus brunneus Stephens, 1830」の発生は回避できますが、針葉樹専門に発生するキクイムシ類の発生が懸念されます。また、広葉樹材に比べ針葉樹材は反りやすいため虫害以外の問題を生じる恐れがあります。

 

前述の通り、建材の安全性がハイレベルに高められている以上、また、安全性を優先して確保する以上は、どの選択肢を採用しても虫の発生は表裏一体につきまとう問題です。

 

 

 【訴訟・裁判の非合理性】

 

ヒラタキクイムシの発生に起因した訴訟は多く、今日までに幾度となく繰り返されてきていますが、いずれの事例も円満に解決することはありません。当然のこと原告側もしくは被告側のいずれかは1/2の確率でとうてい納得のいかない敗訴となるのです。

 

ヒラタキクイムシは生物であるがゆえに、その発生の原因と科学的根拠を客観的かつ社会的に「証明」することは極めて困難です。

 

裁判はヒラタキクイムシの発生メカニズムよりも、事象に対する客観性と常識的な判断が重視されます。たとえ虫の発生した建材がその発生を助長するずさんな管理状態にあったとしても、それを発生原因として「断定」することは不可能です。このような場合は「虫の生態を考慮すると発生しかねない状況であり原因の一つとして可能性は濃厚であるものの推察の域を越えず断定はできない」のです。他に明確な証拠でもない限り請求は棄却されてしまうでしょう。また、よくある事例として、建材のごく一部にあいた虫孔を嫌だと言って全面張り替えを要求しても、「心証は理解できるものの常識的な判断で全面張り替えするほどの補償には値しない」などとなります。そもそも不確定要素の多い(ブレ幅の大きな)生物を対象に白か黒かを判断する裁判は、責任を追及する手段として不適切なのです。多大な時間と労力と金銭を使い、わだかまりを残すだけの裁判をする意味は無いものと考えます。

 

 

 【歩み寄りの必要性】

 

末永くお住まいになる大切なお家です。メンテナンスは建築工務店様にお願いするのが一番なはずです。今一度、双方の歩み寄りを実現する現実的な対策をご検討頂ければ幸いです。

 

ご意見やご相談、ご不明な点などございましたら、いつでもお気軽にご一報ください。

下にスクロールするとQ&Aへと続きます。お時間のございます時にご一読ください。

 

 

 

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  Q1 ヒラタキクイムシは広葉樹と針葉樹のどちらも加害しますか?

 

 

A1 ヒラタキクイムシ類には複数の種が存在します。在来種の「ヒラタキクイムシ」および外来種の「アフリカヒラタキクイムシ」ならば広葉樹のみを加害しますが、他の「ケブトヒラタキクイムシ」「アラゲヒラタキクイムシ」などは針葉樹も加害します。よって、針葉樹であれば絶対に大丈夫とは断言できません。

 

 

  Q2 床や壁に孔があいて虫が出てきましたが、虫は元々入っていたんですか?

 

 

A2 新築後、半年以内に孔があいて虫が出てきたのであれば、ほぼ間違いなく建材の内部に虫が居たことになります。ヒラタキクイムシ類は生育に日数を要し、卵→幼虫→さなぎ→成虫まで短くとも半年から1年前後を要すためです。

築後1年以上経過した物件については、野外からの飛来侵入による産卵と繁殖もこれまでに実例があることから必ずしも新築時から虫が居たとは断定できません。これまでの駆除実績において、築10年以上の物件から突如ヒラタキクイムシやアフリカヒラタキクイムシが発生した事例が多々あり、必ずしも新築ないし築浅物件に限定して発生する昆虫ではありません。最近は、ディスカウントストアなどで購入した木製フォトフレームや木製小物などの輸入雑貨や家具などから内装材へと拡散したケースが目立っています。近年の住宅建材は安全性が高いゆえ、虫の発生は表裏一体で生じるため、万一の際はいたしかたないと言えます。

 

 

  Q3 虫の発生に納得できませんが、駆除費用は建築主に負担してもらえますか?

 

 

A3 残念ながら、新築直後の虫の発生でない限り「無償での貼り換え」など人道的な対策を承諾頂くことは困難です。なぜなら、ヒラタキクイムシによる建築材料への加害は10年間の瑕疵担保責任の保証項目に含まれていないためです。

 

これら木材穿孔性昆虫による加害は、平成15年(2003年)7月1日に施行された「建築基準法におけるシックスハウス対策に係る法令」等によって法的に建材の安全性確保が義務付けられたという社会的背景に起因します。その結果、ヒトにも虫にも安全なF☆☆☆☆(フォースター認定)建材が開発され、広く普及し、潜伏していたヒラタキクイムシが再興したのです。

よって建築工務店様、建材メーカー様ともに非は無く、全額負担を求めることは極めて困難です。

 

 

  Q4 このままでは住む続けることが困難ですが、どうしたら良いのですか?

 

 

A4 ヒラタキクイムシ類の発生により精神的に疲弊することは容易に推察できますが、多くの場合、建材を張り替えるなど大規模な改修工事を実施しなければ改善することは不可能です。

住宅は建築した工務店様にメンテナンス頂くことが最良の選択です。

今後の定期メンテナンスやいずれ実施するかもしれないリフォーム工事などを建築工務店様にお願いする旨の覚書など交わした上で改修費用の一部負担をお願いするなど、工務店様、建材メーカー様、お施主様など関係者間で負担割合を決定し、折半されるのがこれまでのクレーム対処の経験から導き出された最良の解決策であると考えます。

 

 

  Q5 貼り換え費用など改修工事費用はどうしても負担できません。建材を張り替えることなく何とか出費を安く抑える対策方法はありませんか?

 

 

A5 ヒラタキクイムシ駆除は、建材の張り替え以外ではスチームクリーナーによる熱処理や殺虫剤処理という手段があります。

ただし、スチームクリーナーを用いた熱処理は非常に時間を要し、駆除の可否には一定の条件があります。簡易な方法としては、市販のスプレー殺虫剤を用いた駆除方法がお勧めです。

 

弊社ではヒラタキクイムシ駆除・予防施工も承っております。床材や壁材等の貼り替え改修工事を行うよりは、格段にお安く済みます。こちらもご検討頂けましたら幸いです。

 

 

  Q6 予防や駆除を依頼した場合、遠方でも出張施工してもらえますか?

 

 

A6 はい。原則として鉄道を利用して移動できる範囲であれば、全国どこへでも出張施工させて頂きます。

 

 

 ヒラタキクイムシ類の駆除を日本全国を対象に出張施工します

 

 虫と殺虫剤に関する知識と技術を最大限に活用し、安全かつ効率的に駆除します。

 

サービス 参考価格 (税別) 備考
全国出張・害虫駆除 140,000~190,000円 チャタテムシ類など
190,000~240,000円 ヒラタキクイムシ類など
240,000~300,000円 トコジラミ(南京虫)類など
※ いずれも人件費,出張旅費,資機材費など全て含みます。
お問い合せ 下さい。

 

※ アレルギー等に配慮した殺虫剤を使用しない害虫駆除も承ります。

※ ご希望の方には駆除方法等をご教示します。

 

 

弊社によるヒラタキクイムシ類の駆除施工代金は、施工実績に基づく目安として19~24万円(いずれも交通費等込み)となります。

予防・駆除施工と同時に、お客様ご自身でできる日常対策についてもご教示させて頂きますのでご安心ください。

 

現在、弊社ではヒラタキクイムシ類の防除に効果的な数種類の殺虫剤を組み合わせて応用しており、①幼虫や成虫を駆除する殺虫剤、②雌成虫の産卵を防ぐ殺虫剤、③産み付けられた卵を死滅させる殺虫剤を、住宅の構造等に応じて様々な施工方法を用いて適用しています。これら多角的な殺虫剤の活用と粘着板やライトトラップなど殺虫剤以外のツールを用いた総合的な防除体系により、これまで予防・駆除が著しく困難だったヒラタキクイムシやアフリカヒラタキクイムシの対策を確立しています。日々検証を重ねながら、より効率的で簡便な防除技術の革新を追求しています。

 

 

 

 

 

 

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