ヒラタキクイムシ類の発生原因と根絶に導く効果的な対策|奥村防蟲科学株式会社

ヒラタキクイムシ類の発生原因と根絶に導く効果的な対策|奥村防蟲科学株式会社

 

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 はじめに

 

奥村防蟲科学株式会社ではヒラタキクイムシ駆除の長年の経験を活かして、ヒラタキクイムシ被害に伴う保証問題の解決をサポートしています。ヒラタキクイムシ類の発生に起因する社会的背景と抜本的解決を図る際の注意点、ヒラタキクイムシ類を根絶に導く効果的な対策についてご紹介しています。

 

 ヒラタキクイムシによる精神的被害

 

ヒラタキクイムシは細長く小さな茶色いゴミの様な虫ですが、ひとたび見つけると次々に目に留まるため、不快感は日に日に募っていきます。そして、それがしばらく続くとその不快感は不安へと変わり、シロアリ被害のように住宅が食べられてしまうのでは?とか、そのうち床や壁が崩れてしまうのでは?と、どんどん最悪な事態を想像してしまい、しまいには恐怖へと変わります…。

 

幸いヒラタキクイムシは南洋材や広葉樹そして竹を除いて食害することはなく、住宅の耐震性能に影響する躯体構造の針葉樹材は一切加害しないため、大地震に伴う倒壊などの恐れはありません。

 

しかしながら、住宅の耐震性には影響しないとはいえ度々虫孔があいて這い出してくる虫はやはり不快なため、この精神的被害が時として訴訟沙汰にまでこじれる大きな要因となっています。

 

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 ヒラタキクイムシの侵入時期と被害保証

 

ヒラタキクイムシは新築引き渡し早々~翌年の間に見つかることが多いのですが、築4~5年経過して発覚することもあれば、築10年以上経過して突如発生することもあります。

 

フローリングや壁,階段を筆頭に、玄関収納や納戸、寝室や押入れ、そして台所や洗面所,トイレなど、ヒラタキクイムシが見つかる場所は様々です。

 

ヒラタキクイムシは木材穿孔性の建材害虫ゆえ、住宅内で見つかると真っ先に虫の発生した木材に新築時から潜伏していたのでは?と疑われますが、必ずしも建築当初から潜伏していたとは限りません。

 

例えば本当に新築時から虫が発生していたとして、引き渡しの初年度に虫害と気づかず工事の際に出た木屑と誤認して放置してしまった場合、翌年の発生時期には繁殖した新成虫が次々と、きな粉状のフラス(虫糞木粉混合物)の排出を伴って羽化脱出してくるため、これに気づかないはずはありません。

 

ヒラタキクイムシの新築時からの被害というのは、多くの場合、引き渡し早々~翌年の間に発覚するものなのです。

 

新築ないし築2年目以内であれば、ヒラタキクイムシの発生原因が虫孔を生じた木材に起因するものか、虫の生育期間を逆算して推察することができるため、一部のハウスメーカー様においては、ヒラタキクイムシの虫害に対して新築~築2年以内の自己申告を条件に一定の保証を行うことを規定しています。

 

先述の通り、ヒラタキクイムシによる虫害は住宅の耐震性に全く影響を及ぼさないことから、あくまで築2年以内を保証条件とする対応はハウスメーカー様の善意によるものです。

 

また、工務店様の中には自社の保証規定は特に定めていないものの、新築ないし築2~3年以内の物件に限り、床材や壁材や建具を交換されるケースもありますが、こちらもあくまで善意によるものです。

 

大金を投じて購入した住宅からわずか数年で虫害が生じては、どうにも納得がいかないのは当然なのですが、住宅建材がヒトにも虫にも安全に作られている以上、これは致し方のないことなのです…。

 

なお、築3年以上を経過しての虫害は発生原因が複合的になり、発生原因を「新築時からの潜伏と繁殖によるもの」として一つに絞り込んで断定することは困難となるため、より一層、保証問題は進展しません。

 

 築3年以上を経過して生じた虫害の発生原因

 

 

  ・新築時からの潜伏と繁殖

  ・何らかの被害材の持ち込みによる発生

  ・近隣のリフォーム物件や新築物件からの飛来侵入

  ・野外棲息個体の飛来侵入

 

 ヒラタキクイムシによる虫害が保証されないおもな理由

 

 

  ・ヒラタキクイムシは躯体構造を加害せず、耐震性能に影響しないため

  ・築年数を経過した物件における虫の発生要因は複数存在するため

  ・住宅建材はヒトにも虫にも安全なF☆☆☆☆(フォースター)仕様であるため

  ・築年数を問わず虫害は発生するため

 

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 増加傾向にあるヒラタキクイムシ類の持ち込み

 

最近よくある事例が、ディスカウントストアなどで購入した木製小物や竹細工、木製ラックなどを発生源とする虫害の“飛び火” です。

 

発生源となった木製品や竹細工は虫孔がポツポツあいて粉まみれになったり、剥離して破損したりして無意識に廃棄処分されるケースがあり、フローリングや壁に虫害が広がってから、ようやく当時の不可解な現象とそれらが結びつきます。

 

昨今の減農薬,低VOC,低アレルギー性,ノンケミカル,オーガニックなど安全指向の高まりにより、ディスカウントストアに流通する木製品や竹細工においても例外ではなく、安全性に配慮されています。

 

このように、建築材料と木製品や竹細工のいずれにもヒラタキクイムシ類の発生する可能性はあるのです。

 

近年の住宅はヒトにも虫にも安全な仕様となっており、高気密高断熱構造に加え床暖房設備の普及も相まってヒラタキクイムシ類の生育と繁殖には好都合な環境となっています。

 

さらに、急速に進行する温暖化に伴い、冬季でも氷点下にならない地域が増えており、これもまた在来種ヒラタキクイムシはもとより、外来種のアフリカヒラタキクイムシでさえも自然淘汰されない自然環境になっています。

 

事実、1960年代にはナラヒラタキクイムシを除いて在来種ヒラタキクイムシは北海道には自然分布していなかったのですが、温暖化の影響により、他のクロゴキブリやヤマトシロアリなどと同様、現在は北海道も棲息可能です。

 

また、外来種のアフリカヒラタキクイムシにおいても、日本国内に自然分布しないものとされていますが、ここ最近5年以内の防除事例において、どう考えても野外で繁殖して飛来したとしか説明のつかない案件も増えています。

 

昆虫は、命懸けで困難を克服すべく環境に順応していきます。温暖化を肌で感じる昨今、油断は禁物です。

 

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 ヒラタキクイムシの駆除業者

 

多くの害虫防除施工店においてヒラタキクイムシ駆除を受託することは稀です。その理由としては、日常業務における防除対象はゴキブリやシロアリなど他の害虫類であることが多く、ヒラタキクイムシ類の駆除は困難を極めること、施工後のアフターフォローに専任が必要であること、建主側とお施主様との間に生じているトラブルに巻き込まれやすいことなどが挙げられます。

 

ヒラタキクイムシ類の防除と根絶は長期戦を余儀なくされます。お施主様または仲介されるハウスメーカー様や工務店様との長期に渡る緻密な連携と、質疑応答などお施主様の不安をリアルタイムに取り除いていく継続的なアフターフォロー(after-sale service)が必要不可欠です。

 

弊社ではヒラタキクイムシ防除をご用命頂いてから、防除施工を完了し、その後根絶するまで、お施主様のアフターフォローを続けております。

 

最近、無事に「根絶宣言」しましたお客様におきましては、4年に渡りお付き合い頂きましたが、最新の特効薬を採用してからのお客様においては、概ね2年以内に根絶できております。

 

弊社はヒラタキクイムシに限らずありとあらゆる害虫対策が可能なため、お施主様にはいざという時にいつでも気軽に相談できる“駆け込み寺”としてご安心頂いております。

 

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 ヒラタキクイムシを自分で駆除する

 

ヒラタキクイムシの駆除を弊社にご用命いただく場合、その防除施工代金は被害箇所と程度にもよりますが概ね15~35万円となります。

 

私自身も含め、わざわざ虫害に備えて必要な資金を予めご用意されている方は通常いらっしゃいません。このためお客様ご自身で駆除することも選択肢の一つとなるのですが、ご自身での駆除を検討する際に注意して頂きたいことがあります。

 

それは、虫害が「木材の裏側に空間のある場所」から発生しているか否かです。

 

この「木材の裏側に空間のある場所」というのは、壁面や天井面のほか階段や押入れなどが該当し、ヒラタキクイムシはこれらの板の裏側にあるわずかな隙間や空間で繁殖を繰り返しているため、駆除がとても難しいのです。

 

ヒラタキクイムシの発生した壁面や天井面,階段や押入れにはどうしても穴をあける必要があり、これらの板の裏側に殺虫剤等を処理しなければヒラタキクイムシの繁殖を止めることはできません。

 

このため、お客様ご自身でこれらの場所から発生したヒラタキクイムシを根絶することは極めて困難なのです。

 

ただし、上記に該当しない場所であるフローリングや建具,家具からの発生であれば、手間は掛かりますがご自身での根絶は可能です。どこから虫が発生しているかによって、防除の難易度は大きく変わります。

 

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 市販のスプレー殺虫剤によるヒラタキクイムシ駆除

 

巷にはヒラタキクイムシ駆除を目的としたスプレー殺虫剤が数多く流通しています。その大半は合成ピレスロイド系の殺虫剤を有効成分とするエアゾール剤です。

 

ヒラタキクイムシの駆除に用いられるスプレー殺虫剤は、多くが90%以上の白灯油(ケロシン)と数%ほどの有効成分により構成されています。

 

これを虫孔に注入して駆除を試みた場合、虫孔に潜伏する脱出直前の成虫を駆除することは可能ですが、周辺の木材中に潜伏する幼虫や他の成虫、卵には全く効果がありません。

 

スプレー殺虫剤によるヒラタキクイムシの駆除は応急措置としては便利なのですが、根絶を図ることは困難なため過信は禁物です。

 

フローリングに生じた虫孔にスプレー殺虫剤を使用すると虫孔周辺が黄色く変色したり、噴射により飛散した薬液でワックスが溶けたり白濁したりします。ご注意ください。

 

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 ヒラタキクイムシ駆除にも応用できる掃除機

 

掃除機には単にゴミを吸い取り綺麗にするという当然の機能だけでなく、ノンケミカルな害虫駆除という優れた機能も持っています。ヒラタキクイムシの駆除においても掃除機はその効果を発揮します。

 

ヒラタキクイムシは虫孔から脱出後、すぐに最寄りの明るい窓めがけて飛翔し移動します。窓際は必然的に雌雄の出会いの場となり、めでたく結ばれた雌成虫はその場を離れ、卵を産むのに適した木材を探して徘徊します。

 

このためヒラタキクイムシのきな粉状の木屑と虫孔を見つけた際には、すでに成虫が窓際に移動しているかもしれませんので、虫孔から最寄りの明るい窓の周辺も入念に掃除機をかけてください。特に壁と床が接する巾木の下の隙間や窓に近いフローリングの勘合部は要注意です。

 

たとえ雌成虫1頭しか除去できなくとも、生まれ来る25~50頭の次世代ヒラタキクイムシを駆除したのと同じですので、面倒でも掃除機をかける価値はあります。

 

幸い、ヒラタキクイムシにはゴキブリの様な病原菌を運搬する構造も能力もありませんので、掃除機で吸い取っても安全上の問題は特にありません。

 

なお、どうしても掃除機で虫を吸い取ることが「あり得ない!」という場合は、コロコロ粘着シートやクイックルワイパーなどを利用して、こまめに虫を取り除いてください。

 

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 ヒラタキクイムシ被害の抜本的解決を図る

 

手間暇かけて自分で駆除する時間などない…。弊社を含む専門業者に依頼するのも、長期間付き合うのも面倒くさい…。いずれもごもっともなご意見です。

 

そもそも駆除という対症療法でなく、抜本的解決を図ることは可能か否か? それは、可能です。

 

ヒラタキクイムシの場合は、虫害を生じた木材を撤去して「針葉樹材」と交換すれば、交換した木材からヒラタキクイムシが発生することは、まずありません。

 

虫の発生源を取り除くという抜本的解決策は文字通り効果的な対策の一つですが、この抜本的解決を図る際にも注意が必要です。それは、既に虫孔から脱出した成虫が他の場所で繁殖していないか否かです。

 

抜本的解決策は当然ながら被害材の撤去と交換が中心となるため、脱出した成虫の繁殖阻止のための予防処理などは一切行われません。

 

虫害を生じた木材がごく限られた場所と範囲ならばさほど心配いりませんが、それが広範囲に及ぶ場合は新たな場所からの虫害に警戒が必要です。

 

たとえ抜本的解決を図るにしても、既に移動したであろう成虫の辿り着きそうな場所を予測して、予め産卵を阻止したり、成虫の活動を抑制したりして被害の拡大を抑えることが大切です。前述の通り、掃除機をこまめに活用すれば被害の拡大は抑えられます。

 

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 抜本的解決策はリフォーム詐欺に要注意!

 

抜本的解決を図る際には虫害の拡大の懸念に加え、別の視点でも注意が必要です。それは、リフォーム詐欺です。

 

虫害の発生に伴う改修工事は、その不快感とストレスからつい「早急に!いますぐやって!」となりがちですが、この緊急性が詐欺師の格好の的となります。

 

通常、住宅は解体修理を前提とした構造にはなっていないため、虫害を生じた木材の撤去は私たち素人が想像するほど簡単ではなく、イメージ通りの元通りに復元されることは少ないのが現実です。

 

例えばトイレの床面から虫孔を生じた場合、「狭い範囲だし、まるごと張り替えたら解決する!」として改修を依頼すると、床面だけでなく隣り合う壁面や構造によっては天井面も解体して、床のみならずトイレ自体を解体して一から作り直すことになります。

 

この時、契約の段階で「元通りに戻しますか?それとも、傷は残りますが一応使える状態まで回復させますか? 仕上げをどちらにしますか?」という選択肢を迫られます。ここで「元通りに」と回答すると解体による作り直しに承諾したものとみなされます。

 

誠実な工務店様やリフォーム会社様は、私たち素人にも理解できるよう、親切丁寧に作業工程や工期、総額について説明頂けますが、そうでない場合は、詳細不明瞭なまま契約してしまい、解体による改修と、最悪な場合は追加料金も発生して思わぬ大金を請求されることになります。

 

残念ながら害虫防除業界にも詐欺師は暗躍していますが、リフォーム業界にも同様に存在しますので、くれぐれもご注意ください。

 

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ヒラタキクイムシ被害のご相談は【奥村防蟲科学株式会社】へお任せください

商 号 奥村防蟲科学 株式会社
代表者
所在地 大阪府 箕面市 森町北1-3-5
電話番号

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  3歳から昆虫一筋!人生目標は“日本のファーブル”

 

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